口臭と舌苔の関係
歯垢や歯石はなじみ深い言葉ですが、舌苔(は、言葉自体を知らない人も多いのではないでしょうか。
舌苔は「ぜったい」と読み、その名の通り、舌の表面に苔のように付着している汚れのことです。
舌の表面は、よく見ると細かいヒダのようなもので覆われているのがわかります。
これは糸状乳頭と呼ばれ、舌の中心部と奥の方に集中しています。
糸状乳頭には、食べ物をなめとりやすくするほか、舌の感覚を鋭敏にする作用がありますが、このヒダによって汚れが付着しやすいという一面もあるため、舌苔がついてしまうと考えられています。
舌苔の正体は歯垢と同じく口腔内の細菌および汚れなので口臭の原因となりますが、歯磨きを念入りに行う人でも、舌の掃除までは無頓着な人が多いため、口臭の原因としては歯垢よりも舌苔が占める割合の方が大きくなっています。
口腔内をケアするときは、歯の汚れだけでなく、舌の汚れも毎日チェックして、黄白色に変色しているようなら、舌苔も一緒に除去しておきましょう。
舌苔の除去
舌苔は基本的に歯垢と同じなので、こすり取ることが可能です。
しかし、硬い歯を磨くのとは異なり、柔らかい舌をケアするには、歯ブラシは刺激が強すぎる傾向があります。
もし歯ブラシで舌苔を除去する場合は、あまりこすりすぎず、なでるようにするだけで十分でしょう。
また、ガーゼなどで拭き取る方法も効果的です。
さらに、現在は舌苔を除去するための舌専用のブラシが市販されています。
一見すると窓ガラス用のワイパーのような形状をしているものが多く、使用方法も、窓磨き同様、舌の表面をなでるようにして舌苔を除去していきます。
歯ブラシなどより舌苔の除去に適しているほか、使いやすさも上なので、歯ブラシとは別途に用意すると便利です。