口臭の種類
口臭とは呼気とともに発せられる嫌な臭いのことですが、口臭の原因によって3つの種類に分類することができます。
・生理的口臭
人体におけるさまざまな生理現象に伴って起こる口臭のことです。
それぞれ原因は異なりますが、ほとんどは時間の経過とともに薄れ、気にならなくなります。
- 起床時口臭・・・就寝中は唾液の分泌量が減り、口腔内の細菌が増殖するため、起き抜けは口臭がきつく感じられます。 歯磨きをすれば解消できるほか、起床することによって唾液が分泌されるので、時間が経つと消えていきます。
- 空腹時口臭・・・空腹時は、胃においてすい液が分解され、口臭のもととなるガスが発生します。 また、食事中が最も唾液の分泌量が多いため、食事を終えたあとはどんどん減っていくため、次にお腹が空くまでに口臭が引き起こされる場合があります。
- 緊張時口臭・・・緊張すると自律神経の働きによって唾液の分泌量が抑制され、口臭が発生します。緊張すると喉がカラカラになるのはこのためです。
- 生理時口臭・・・女性の月経時に起こる口臭のことで、ホルモン作用が原因となっています。
・食べ物による口臭

臭いの強い食べものや飲み物を摂取すると、強い口臭を発します。
臭いの強さによって持続時間は異なりますが、いずれも時間が経てば解消されます。
臭いの強い食べ物の代表としては、ニンニクやにら、ネギ、納豆などが挙げられますが、ほかにも、生のたまねぎやゆで卵、キャベツなどの硫黄分を含んだ食材も口臭のもとになります。
飲み物としては、コーヒーなどが口臭のもととなります。
コーヒー豆の微粒子は舌の表面に付着しやすく、そのまま放置しておくと口腔内のphを低下させ、唾液の分泌量を減少させてしまいます。
・病的口臭
体内に抱える疾患が原因で発生する口臭です。

生理的口臭や食べ物による口臭とは異なり、慢性的に起こり、ブレスケアグッズなどを使用してもその場しのぎにしかなりません。
口臭が病気のサインとなっていることもあるので、自分の口臭はこまめにチェックしてみるとよいでしょう。
- 硫黄のような臭い・・・虫歯や歯周病など、口腔内の疾患を抱えている可能性があります。進行度合いによって臭いの強さも増していきます。
- 腐った卵のような臭い・・・胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍など、胃腸の病気にかかっている可能性があります。胃に入った食べ物が消化不良を起こして体内で異常発酵し、発生したガスが血液によって肺に運ばれ、呼気として出てきます。
- 甘酸っぱい臭い・・・りんごが腐敗したような臭いがする場合は、糖尿病の恐れがあります。糖尿病は糖を代謝するインスリン不足によって発生する病気ですが、糖が分解されずに血中にたまっていくと、ケトン体という臭気の強い物質が発生し、口臭のもととなります。
- アンモニア臭・・・鼻をつくようなアンモニア臭がある場合は、腎臓機能の低下や尿毒症の疑いがあります。
- カビ臭い・・・カビ臭い口臭がするときは、肝機能の低下や慢性肝炎などが疑われます。本来肝臓で分解されるはずの臭い物質が分解しきれず、口臭となって発せられている可能性があります。