他臭症とは

他臭症とは、自分に口臭があることに気がつかず、知らないうちに周囲に不快な思いをさせていることを言います。
口臭があるということは他人から指摘しづらいため、自覚症状がない本人は積極的に治療しようという気になるわけもなく、そのまま放置されているケースが多々あります。
特に病気による口臭の場合は、口臭が持続するので、いつも周囲の気分を害するほか、自分にとっても疾患を放置していることに他ならないため、自他ともによいことはありません。
自覚症状がなくても、自宅にて簡単に口臭チェックを行ってみるとよいでしょう。
他臭症の原因

口臭の種類には、起床時などに感じる「生理的口臭」や、ニンニク、ニラなど匂いの強いものを食べたときなどに起こる「食べ物による口臭」などがありますが、長い間周囲を不快にするのは「病的口臭」によるものがほとんどです。
特に「あの人は口臭がひどい」と言われている場合、慢性的に口臭がある場合が多く、臭いも、病状の悪化に比例してどんどん強くなっていきます。
特に、硫黄のような臭い、卵が腐ったような臭い、甘酸っぱい臭いなど、独特の臭いがある場合は、体内器官に異常が発生しているケースが考えられます。
たとえば、硫黄のような臭いは虫歯や歯周病といった口腔内の疾患を抱えている疑いがあり、卵が腐ったような臭いは胃腸トラブルにより、未消化の食べ物が発酵し、ガスを発生している可能性があります。
これらは他人からすればかなり強烈な臭いなのですが、自分自身では気づきにくいのが特徴です。
コップやビニール袋に呼気をため、自分で匂いをかいでみるなどし、はっきりわかるほどの口臭があった場合は、口臭外来などを受診し、口臭の原因を突き止め、適切な処置を受けるようにしましょう。
他臭症の治療法

生理的口臭や食べ物による口臭の場合は、時間経過とともに解消されるので、特に治療というものは必要ありません。
ただ、エチケットとして、ブレスケアやオーラルケアなどを心がけるよう努めると、周囲を不快にさせずに済みます。
一方、病的口臭の場合は、こういったブレスケアなどは一時しのぎにしかならず、ほとんど効果は期待できません。
口臭のもとになっている病気を治すため、まずは口臭外来を訪れ、自分の口臭がどこから来るものなのか把握した上で、然るべき専門医療期間を訪れるようにしましょう。